松阪牛
世界にその名を誇るブランド「松阪牛(まつさかうし)」を是非ご賞味ください。
「松阪牛」とは
松阪牛は、「黒毛和種」の「未経産(子を産んでいない)雌牛」で、2004年(平成16年)11月1日時点での三重県・中勢地方を中心とした旧22市町村[4]、および、旧松阪肉牛生産者の会会員の元で肥育され、松阪牛個体識別管理システムに登録している牛を指します。
きめの細かいサシ(霜降り)と箸で切れる柔らかな肉質は、豊かな自然の恵みと長い伝統の上に培われた生産者の匠の技と関係者が一体となって作り上げた、まさに「肉の芸術品」と言えるでしょう。
世界のブランド
「松阪肉」
松阪牛は、昭和10年(1935年)東京芝浦で開催された全国肉用畜産博覧会で最高の「名誉賞」を獲得しました。また昭和33年(1958年)には、松阪地方の出荷業者と東京の食肉業者が集まって「松阪肉牛協会」を創設、
松阪肉流通の基礎を築くとともに、この頃から松阪肉は高級肉として東京を中心にその名声を高め、松阪肉牛のブランドを確固たるものとしました。
昭和49年(1974年)からは松阪肉牛共進会の導入登録の際、1頭1頭に「耳標」(耳につける番号札)をつけて個体を厳しく管理するようになりました。現在の国の家畜個体識別システムの先駆けと言えます。
「松阪牛」の美味しさ分析
美味しさを決める要素の中で、香りの果たす役割は大きくなっています。風邪などで鼻がつまっていると食事が味気なく感じることがあり、これは食品の香りを識別できないために美味しく感じないことによります。
和牛香は、熱を加えた時の和牛肉(霜降り肉である黒毛和種の牛肉)の香りとして現れます。和牛肉と輸入牛肉の比較研究の結果、「和牛肉は輸入牛肉と違って、甘くてコクのある特有の香りが豊かであること」が美味しさの主原因であることがわかりました。
不飽和脂肪酸は融点が低いので、これを多く含む牛肉を口に入れるとすぐに溶けてまろやかな感じになります。
厳しい認定基準
現在では素牛(もとうし)の産地や枝肉の格付に関係なくシステムに登録した牛は松阪牛となるが、独自の基準で以下のような表示がされています。
B.M.S.No. | No.1 | No.2 | No.3 | No.4 | No.5 | No.6 | No.7 | No.8 | No.9 | No.10 | No.11 | No.12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
脂肪交雑基準 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 | 5 |
等級区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
「特産松阪牛」:但馬系の黒毛和種の雌牛を900日以上肥育したもの。
「金」:肉質等級が5
「銀」:肉質等級が4
すなわち、2002年(平成14年)8月19日の規約改訂前の松阪牛に該当するのは、「特産松阪牛」かつ「金」の枝肉のみである。
等級 | B.M.S.No. | 脂肪交雑評価基準 | |
---|---|---|---|
5 | かなり多いもの | No.8~No.12 | 2以上 |
4 | やや多いもの | No.5~No.7 | 1~2 |
3 | 標準のもの | No.3~No.4 | 1~1 |
2 | やや少ないもの | No.2 | 0 |
1 | ほとんどないもの | No.1 | 0 |
松阪牛の歴史
世界にその名を誇るブランド「松阪牛(まつさかうし)」。歴史を古くさかのぼると、生産者や関係者たちの努力の結晶が見えてきます。長い歳月をかけてゆっくり、じっくり築きあげられたブランド。その原石が輝く宝石になるまでの道のりをたずねることで、より一層「松阪牛」の素晴らしさを知っていただきたいのです。
ふるさと但馬 ~松阪牛の起こり~
松阪地方は伊勢平野の中央に位置する農耕の盛んな地域で、農業が機械化される以前に、農機具等を引くなど力仕事を任されていたのが牛なのです。そしてその多くが、古くから役牛として優れた素質をもっていた、兵庫県の但馬地方で生まれた若い雌牛でした。
但馬地方は兵庫県の北部、昔の但馬の国。現在の3市1郡(豊岡市、美方郡、養父市、朝来市)を指します。日本海に注ぐ円山川の本流沿い、豊岡市周辺には緑色の農地が広がりますが、平地は岸田川、矢田川、竹野川など河口付近だけであとは山。しかし昼間と朝夕の気温差が大きいことから夜露でやわらかい草が多く、この山と豊富な草、きれいな水という風土の恵みで資質の優れた但馬牛ができるのです。
江戸時代、この雌の子牛は大阪を通って紀州に入り、紀ノ川沿いの農村に連れて来られ、農耕用に調教されました。そしてよく働く役牛に成長した後に松阪地方へと入って来たのです。この牛は松阪近辺では「新牛(あらうし)」と呼ばれ、おとなしくて働き者であったので農家で大切に飼われ、家族同様に暮らしていました。
明治になり、来日した外国人による牛肉の需要が始まり、国民にも普及すると、それまで農耕用だった牛が肉用に振り向けられるようになりました。農耕に3~4年使われた牛を「野上がり牛」として1年間肥育、「太牛(ふとうし)」として供給したのです。
日本で飼われている品種による分類
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和種
日本特有の牛です。脂肪交雑(霜降り、サシ)の入りやすい遺伝的素質があり、 更に与えた飼料の栄養分を体に充分蓄積させるように肥育すると、鮮紅色の筋肉組織中に白い脂肪が交雑した最上級の霜降り肉ができます。 これは和牛の特徴で、外国種では霜降り肉はできません。
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乳用種
1970年代から本格的に食肉用に利用されるようになり、 ホルスタイン種が乳用種全体の約44パーセントとなっています。 発育が早く、生後20ヶ月から24ヶ月で出荷します。和牛に比べて霜降りは少なく、 肉のきめは粗く光沢が少ない。輸入牛肉の増加に伴い、品質向上のために乳用雌牛に 和牛雄牛を交雑させたものが「交雑種(F1)」で、 肉質は和牛に近いものから乳用牛に近いものまで様々ですが、近年需要が伸び、 枝肉生産量は2005年には10,919トンで、全体の約22パーセントになっています (乳用種の中では41パーセント)。
総数 | 和種 | 乳用種 | その他(日本短角種、無角和種) | ||
---|---|---|---|---|---|
黒毛和種 | 褐毛和種 | ||||
飼養頭数(頭) | 2,740,000 | 1,612,000 | 33,100 | 1,041,000 | 53,900 |
枝肉生産量(t) | 50,494 | 22,937 | 26,675 | 882 |
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